地元の村民による南仏風情に富むダンスを鑑賞した習主席夫妻とマクロン大統領夫妻(撮影・姚大偉)
習近平国家主席は現地時間7日、フランスのマクロン大統領の特別な招待を受け、特別機で同国南西部のオート=ピレネー県を訪れた。新華社が伝えた。
習主席夫妻はトゥルマレ峠でマクロン大統領夫妻の出迎えを受け、地元の村民による南仏風情に富む「羊飼いのダンス」を共に鑑賞し、親しく記念撮影に応じた。両国首脳夫妻は地元の料理を楽しみながら、リラックスした雰囲気の中で、いくつかの重要な問題について戦略的な意思疎通を行った。
トゥルマレ峠での習主席夫妻とマクロン大統領夫妻(撮影・姚大偉)
習主席は「中華文明は世界で唯一の5000年以上途絶えることなく続いてきた悠久の文明だ。正にこれゆえに、中国人は強い国家理念を持ち、国家統一を特に重視し、大切にしている。海外生活の長い多くの華僑も、深い愛国心を持ち、祖国のたゆまぬ発展と強大化を心から誇りに感じている。すでに中国は第1の百年奮闘目標を達成した。中国国民が引き続き奮闘することで、中国は必ずや中華民族の偉大な復興を実現できるものと信じる。中国とフランスはそれぞれ東洋文明と西洋文明に属し、価値理念や社会制度が異なるが、いずれも文明間の交流と相互参考を重視している。双方は和して同ぜず、対話と協力を通じて、世界の平和と発展、及び人類の進歩のために新たな貢献を果たすことができる。中国はフランス及び欧州と人的・文化的交流を強化し、経済・貿易協力を不断に深め、正しい相互認識を増進し、中国とフランス、中国と欧州の人々の友好の物語を確固たるものにし、しっかりと継承していくことを望んでいる」と表明。
窓際のテーブルにつき、リラックスした雰囲気の中で、いくつかの重要な問題について戦略的な意思疎通を行った習主席夫妻とマクロン大統領夫妻(撮影・姚大偉)
「私はマクロン大統領と頻繁に交流し、共に努力して、中仏関係及び中国EU関係の健全かつ安定した発展をリードし、混迷するこの世界により多くの安定性とプラスのエネルギーをもたらすことを望んでいる。マクロン大統領が都合の良い時に再び訪中されることを歓迎する」とした。
習主席夫妻はマクロン大統領夫妻の案内でトゥルマレ峠からタルブへ戻り、空港で正式な送別式に臨んだ。
地元の村民と親しく記念撮影に応じる習主席夫妻とマクロン大統領夫妻(撮影・姚大偉)
(編集NA)
「人民網日本語版」2024年5月8日