北京・三環路で美しく咲き誇るコウシンバラ(撮影・王天楽)。
北京・光輝橋の下で美しく咲き誇るコウシンバラ(撮影・王天楽)。
5月に入り、北京ではコウシンバラが見頃を迎えている。北京の環状道路である二環路や三環路、四環路などを通ると、その両側の植え込みにコウシンバラが咲き誇っており、道行く人々を魅了している。多くの市民がその様子を撮影して、ソーシャルメディアにアップし、「沿道に延々と咲き誇るコウシンバラを眺めることができて、情緒的価値がとても高い」と感嘆の声を上げている。
美しく咲き誇るコウシンバラの横を通りすぎる車両(撮影・王天楽)。
北京の環状道路や主要な連絡道路、重点エリアでは今、色とりどりのコウシンバラが見頃を迎えて、競うように咲き誇り、長さ300キロの「コウシンバラのネックレス」を作り上げている。さらに、コウシンバラは、初夏から秋にかけて、7ヶ月以上見頃が続くというのも大きな魅力の一つだ。
北京・二環路で美しく咲き誇るコウシンバラ。
北京市園林科学研究院の教授級シニアエンジニアの趙世偉氏によると、「北京の環状道路のコウシンバラは、1990年代から植えられるようになった。その始まりについては、1980年代が重要な節目の一つと言える。1987年、当市はコウシンバラと菊を正式に市花に指定し、コウシンバラの一種である『豊花月季(Rosa hybrida E.H.L.Krause)』があちこちに植えられるようになった。その後、1990年にアジア競技大会が北京で開催され、新しい優良品種の花が北京で植えられるようになり、コウシンバラの多くの品種も導入されるようになった」という。(編集KN)
北京・三環路で美しく咲き誇るコウシンバラ。
「人民網日本語版」2024年5月17日