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決済ソリューションを提供する米ワールドペイ社は21日に報告書「グローバルペイメンツレポート2024」を発表し、その中で、2027年までにデジタルウォレットが13%の複合年間成長率(CAGR)で成長し、中国のEC市場の取引額の86%を占めるようになると予測した。
同報告書はワールドペイ社が9年連続で発表した世界の決済に関する報告書で、世界の特定の市場40ヶ所とそこの消費者4万8000人を対象に調査研究を行い、各市場の決済の構造と現状を総合的に分析して、将来の決済傾向と変化を予測したものだ。
ワールドペイ社中国エリアの施南飛社長は、「中国は世界最大のデジタルウォレット市場であり、巨大な消費市場の規模やQRコードなどの技術をよりどころに、デジタルウォレットの急速な普及を達成し、また各ショッピングチャンネルで絶対的かつ主導的な位置を占めるようになった。最新のデータによれば、2023年にデジタルウォレットは1兆8000億ドル(1ドルは約156.3円)近くの取引額で中国EC取引額の82%を占め、5兆8000億ドル近くの取引額で中国のPOS取引額の66%を占めた」と説明した。
同報告書によれば、23年にグローバルEC市場は急速に発展し、総取引額は6兆1000億ドルを超え、デジタルウォレット、アカウント・ツー・アカウント(A2A、銀行口座直結型決済)、後払い決済などの決済スタイルが成長するための環境を整えたという。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年5月22日