習近平氏が福建省長汀県の土壌保全科学教育パークに寄贈したクスノキ(学習時報より)
福建省長汀県の土壌保全科学教育パークには、習近平総書記が24年前に寄贈したクスノキが立派に立ち、枝葉を茂らせている。この木は、長汀県が実現した「緑の奇跡」の証人となっている。
1999年11月、竜岩市長汀県の河田土壌流出対策区を視察した習近平氏(『福建省における習近平(下)』より)
長汀県は、かつて中国南部の赤土地帯で土壌流出の最も深刻な地域の一つだった。1983年から、長汀県は福建省の土壌流出総合対策の試行地に指定された。1999年11月27日、当時の中国共産党福建省委員会副書記、省長代行だった習氏は、土壌流出対策の視察のため長汀県を訪れた。2000年2月、福建省は「長汀県の深刻な土壌流出地域を重点とする土壌流出総合対策」を省が人々のために取り組む具体的プロジェクトに盛り込み、省予算に毎年計上することを決めた。これにより、長汀県の大規模な土壌流出対策の取り組みが始まった。
2001年10月、竜岩市長汀県の土壌流出対策を視察し、河田世紀エコロジーパークでクスノキに土をかける習近平氏(『福建省における習近平(下)』より)
2000年3月、長汀県は幹部と一般の人々からの寄付金で河田世紀エコロジーパークを建設した。これを知った習氏は5月29日、エコロジーパークにクスノキを1本植えるため、1000元を送った。2001年10月13日の長汀再訪時、習氏は河田世紀エコロジーパーク(現・長汀県土壌保全科学教育パーク)に足を運び、1年前に寄贈したクスノキがすでに青々と茂っているのを見て非常に喜び、自ら土をかけ、水をやった。
長年の継続的な対策により、今日の長汀県には草木が生い茂っている。「長汀の経験」は世界の生態系修復の成功事例として世界中に広められている。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年6月19日