「一帯一路」ニュースネットワーク

「一帯一路」ニュースネットワーク>>ニュースルーム

【習主席のシルクロードストーリー・タジキスタン編】互恵・ウィンウィンは中国・タジク協力の絶えざる原動力

14:22, July 05, 2024 人民網日本語版

「陸続きの良き隣人、誠実で信頼し合う良き友人、協力・ウィンウィンの良きパートナー、支え合う良き兄弟」。2019年6月、習近平国家主席はタジキスタンの新聞や国営通信社「ホバル」に発表した寄稿で、中国・タジク関係をこう表現した。

中国とタジキスタンの関係において、習主席はこれまで、首脳外交をリードし、民間交流を称賛し、中国とタジキスタンの幾世代にもわたる友好の生き生きとした物語を自ら語り、象徴的プロジェクトの重要な節目に現場で立ち会ってきた。こうしたシルクロードの物語の一つ一つに、中国とタジキスタンの友好の美談が綴られている。

唐三彩駱駝載楽俑は、幾世代にもわたる両国の友好の歴史を象徴する存在だ。

「ソグド人の多彩な姿は、唐三彩駱駝載楽俑の主役となっている」。2019年の寄稿で習主席が触れた唐三彩駱駝載楽俑の多彩さは、当時の文化交流の多彩さを反映しており、中国とタジキスタンの幾世代にわたる友好を鮮明に示している。

これと同じように中国とタジキスタンの世代を超えた友好の物語は他にも多くある。「前漢の張騫は西域への旅で、偉大なシルクロードを切り開いた」「唐の玄奘も、明の陳誠も友好の物語を残した」「ソモニやルダキなど、タジキスタンの歴史的、文化的著名人の物語も中華の大地で語り継がれ、讃えられている」。その一つ一つを、習主席は生き生きと語ってきた。

2019年6月、アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)の第5回サミットがタジキスタンの首都ドゥシャンベで開催された。習主席はサミットに出席し、『手を携えてアジアの安全保障と発展の新局面を切り開く』と題する重要演説を行った。(撮影・謝環馳)

2019年6月、アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)の第5回サミットがタジキスタンの首都ドゥシャンベで開催された。習主席はサミットに出席し、『手を携えてアジアの安全保障と発展の新局面を切り開く』と題する重要演説を行った。(撮影・謝環馳)

ドゥシャンベ2号火力発電所は、中国とタジキスタンが苦楽を共にする思いの熱さを象徴している。

ヴァルゾブ川右岸に位置するドゥシャンベ2号火力発電所は、首都の人々に明かりや暖房をもたらしただけでなく、両国の友情の象徴となっている。「真に民生に恩恵を及ぼし、国民に歓迎されるのが最良のプロジェクトだ」。習主席は2014年9月、タジキスタンのラフモン大統領と共にドゥシャンベ2号発電所一期工事竣工式と二期工事着工式に出席した際、こう語った。ドゥシャンベ2号発電所が完成し、稼働を開始したことで、都市の電力・暖房供給が確保された。

「人民大衆は幸福な生活を切望している。これは我が国と友好的近隣国に共通する願いであり、支援すべきだ」。習主席の言葉は、心温まるものだった。

2023年5月、習主席は陝西省西安市で、中国・中央アジアサミット出席のため訪中し、国賓訪問中のタジキスタンのラフモン大統領と会談した。(撮影・丁海涛)

2023年5月、習主席は陝西省西安市で、中国・中央アジアサミット出席のため訪中し、国賓訪問中のタジキスタンのラフモン大統領と会談した。(撮影・丁海涛)

魯班工坊は、互恵・ウィンウィンの関係発展への自信を揺るぎないものにした。

習主席は2023年5月、第1回中国・中央アジアサミットで基調演説を行った際、「中央アジア諸国に魯班工坊をさらに多く設立する」とした。これに先立ち、両国首脳の指導の下で、タジキスタン技術大学で魯班工坊の運営が始まった。これは、中央アジア初の魯班工坊だった。教室中央にはトップレベルの測量機器が設置され、学生たちは測量の実際の操作を学び、練習している。以前は測量・製図の完成に15日間かかっていたが、魯班工坊の新機器を使用することでわずか3時間で完成できるようになった。タジキスタンの若者が職業技能を身につけるのを支援する職業教育国際交流の場は、まさに中国の格言通り「魚を与えるのではなく、魚を釣る方法を教える」場となっている。

タジキスタンの首都ドゥシャンベの魯班工坊で学び、実践を積む学生たち。(新華社より)

タジキスタンの首都ドゥシャンベの魯班工坊で学び、実践を積む学生たち。(新華社より)

「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設イニシアティブが打ち出された後、タジキスタンは他国に先駆けて中国とシルクロード経済ベルト共同建設に関する覚書に調印した。現在、中国とタジキスタンの協力には、ヤヴァン・ヴァフダート鉄道橋トンネル、中央直轄区500 kV送変電線などの象徴的な大型協力プロジェクトがある。また、魯班工坊、小麦粉加工メーカーの高度化など「小規模だが素晴らしい」民生プロジェクトもある。タジキスタン産のサクランボやレモンなどの農産物も中国国民の食卓に並び、互恵・ウィンウィンによって中国とタジキスタンの友好は活力に満ちている。

まさに習主席が述べたように「互恵・ウィンウィンは中国とタジキスタンの協力の絶えず拡大する原動力」であり、「両国は発展段階が異なるが、双方は協力の中で互恵原則を堅持しており、決して相手国の利益を犠牲にして自国の利益を図ることなく、共同発展、共同繁栄の道を堅持している」のだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年7月4日