5月16日、外国人の「弟子」が河南省登封市の少林寺で少林カンフーを練習する様子。(撮影・李超慶)
中国の河南省登封市にある嵩山少林寺の9日の情報によると、2024年少林カンフー世界大会の決勝戦が7月12-14日に同市で行われ、世界の50ヶ国・地域から500人の選手が参加し、「2024年世界少林カンフースター」を目指して技を競うという。中国新聞網が伝えた。
少林カンフーは中国の国家級無形文化遺産で、世界から高く評価されている。大まかな統計によれば、少林寺には、少林カンフーの弟子、少林カンフー文化の愛好者、少林カンフーの練習者などが合わせて約1億人おり、海外だけでも約6000万人に上る。
少林寺の釈永信住職は、「大会は少林寺の重要な制度であり、その由来は古く、狙いは少林カンフーの弟子、少林カンフーの練習者、少林カンフー文化の愛好者らの学びと修行の成果、技術的成果、精神的な知恵などを確かめることにある。大会は中国内外のトレーニング練習者が少林カンフーを通じて心身ともに大きな収穫を得ること、中国・海外の文明の交流と相互参照を促進すること、中国の優れた伝統文化が持つ独特の魅力を体現することを促進するものだ」と説明した。
少林寺はこれまでにもたびたび競技大会を開催している。2022年にはオンラインの「少林カンフー世界大会」を開催し、世界の5000人を超える愛好者がクラウドで技を競い合った。23年にはアフリカ、アジア、中南米、北米、欧州、オセアニアでそれぞれ大陸間競技大会を開催した。
今回の競技大会決勝戦に参加するのは、グローバル海外予選や大陸間競技大会をくぐり抜けた選手たちだ。101ヶ国・地域の2万人を超える練習者が1年にわたり予選を戦い、勝ち抜いた2400人が大陸間大会に進み、最終的に総合優勝者と人気の高い選手が今回の決勝戦への参加資格を獲得した。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年7月10日