習近平国家主席は10日、中国を公式訪問中のバングラデシュのハシナ首相と北京の人民大会堂で会談した。両国首脳は、中国とバングラデシュの関係を包括的な戦略的協力パートナーシップに格上げすることを宣言した。新華社が伝えた。
習主席は「国交樹立以来、両国は常に互いに尊重し合い、支持し合い、対等に付き合い、協力・ウィンウィンを図り、国家間、特に『グローバル・サウス』諸国間の友好的交流及び互恵協力の模範となった。中国は両国の上の世代の指導者が築いた厚い友情を大切にしており、来年の国交樹立50周年を契機に、『一帯一路』(the Belt and Road)の質の高い共同建設を深め、各分野における協力をさらに深く広いものにし、両国の包括的な戦略的協力パートナーシップの長期安定的な発展を推進することを望んでいる」と表明。
「中国はバングラデシュと国政運営経験及び発展分野の政策交流を実施し、発展戦略の連携を強化し、経済・貿易・投資、コネクティビティなどの分野で協力を深め、さらに多くの中国企業によるバングラデシュ側との産業・投資協力の強化を支持し、両国の産業チェーン及びサプライチェーンの統合的発展を推進し、バングラデシュの国家発展の実現に助力することを望んでいる」と強調した。
ハシナ首相は「バングラデシュは中国の発展経験を学び、参考にし、経済・貿易、インフラ、貧困削減などの分野で両国間の協力を拡大し、青年や文化など人的・文化的交流を強化していきたい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年7月11日