湖南省株洲市炎陵県桃源洞自然保護区の職員が最近、パトロール中にツツジ科の植物・小渓洞杜鵑(Rhododendron xiaoxidongense W. K. Hu)が美しい花を咲かせているのを発見した。雪のように白く、とても清楚な雰囲気を漂わせ、高い鑑賞価値を備えている。中国新聞網が報じた。
自然保護区の職員がパトロール中に発見した小渓洞杜鵑(写真提供・炎陵県党委員会宣伝部)。
井岡山エリアの固有種である小渓洞杜鵑は、非常に珍しい植物で、絶滅危惧種となっている。小渓洞杜鵑のタイプ標本が、1988年に井岡山市の標高810メートルの位置にある小渓洞の道端で採集されたことから、その名前が付けられた。これまでに、小渓洞杜鵑が確認されたのは江西省井岡山市の小渓洞と江西坳だけだった。
「中国植物誌」の記載によると、小渓洞杜鵑は高さ1メートルで、標高1450-1800メートルの林の中や周辺に生育していることが多い。花が咲くのは6-7月にかけてで、標高が高くなるほど、咲く時期が遅くなる。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年7月18日