上海市にある同済大学建築・都市計画学院のオレ・ボウマン(Ole Bouman)教授はこのほど、オランダのアムステルダムから上海まで自転車で旅する「西遊記」ならぬ「東遊記」計画を達成した。彼は156日間をかけて18ヶ国と史跡500ヶ所以上を通過し、無事「終点」である同済大学に到着したのだ。
ボウマン教授は昨年10月19日、SNSで「Journey to the East(東遊記)」計画を発表。アムステルダムから出発し、自転車で旅して、自身の勤務地・同済大学に向かうことを宣言した。そして一人で自転車をこぎ、冬に出発し、夏に上海に到着するまで、この自転車の旅を通じて、各地の文化や風習、人的・文化的伝説、建物跡、自然の景色などを記録したいと考えた。
ボウマン教授は、重さ45キロの荷物を載せた重さ18キロの自転車をこぎ、タイヤは3回パンクしたという。移動中、約300本の河川や小川、約100座の山脈、3つの砂漠、16の言語エリアを越え、1000以上の特別な瞬間を記録した。今年2月初めから、彼はSNSに中国語と英語で「東遊記」を約30回以上更新した。
ボウマン教授は自転車で移動している時も、自分の教え子と連絡を取り続けていたほか、「東遊記」の計画を特別講義に取り入れて、学生にそのプロセスを紹介・解説し、建物に関係する知識体系や価値について、踏み込んだ考察を促す計画だという。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年7月23日