観光客と一緒に踊る彝族の人々(7月27日撮影・王静頤)。
雲南省楚雄彝(イ)族自治州楚雄市で今月27日夜、「火の門」を開けて火神を迎え、木と木をこすり合わせて火を起こし、たいまつに点火するといった儀式が行われ、神秘的で、盛大な彝族の祭り「火把節(たいまつ祭り)」が幕を開けた。
たいまつに点火する男の子(7月27日撮影・王静頤)。
彝族の盛大な伝統行事である「火把節」は、古代彝族の火炎崇拝に起源を発し、1000年以上の歴史を誇る。彝族の「火把節」は 2006年、第一陣の中国国家級無形文化遺産リストに組み込まれ、「東洋のカーニバル」と言われている。たいまつに点火された瞬間、観光客や彝族の人々合わせて1万人以上が、焚火を囲んで、歌を歌いながら彝族伝統の「左脚舞」を踊り、盛り上がりを見せていた。
太鼓を叩いて観光客を歓迎する男性(7月27日撮影・王静頤)。
今年の楚雄市の火把節では121種類の関連イベントが開催される計画で、燃え上がる「火」の情熱を感じることができるほか、街中では「花」のロマンチックも楽しむことができる、街のいたるところに飾られている花が、観光客や市民にお祭りムードを感じさせてくれる。楚雄市で「火祭り儀式」や「フラワーパレード」、「1万人左脚舞カーニバル」、「1千台のドローンショー」などが開催されるほか、楚雄彝族自治州に属する9県・市の各郷・鎮でも各種イベントが開催されており、各民族の人々が同時にたいまつに点火し、各地から来た観光客と共に歌を歌いながら踊り、幸福と平安を祈願している。盛大な「火把節」の各種イベントは今月27日から29日までの3日間開催されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年7月30日