7月29日は「世界トラの日」で、今年で14年目を迎えた。
中国国家林業・草原局によると、近年、中国の野生のトラの個体数は回復を続けている。
中国には、アムールトラ、インドシナトラ、ベンガルトラ、華南トラの4つの亜種が生息しており、世界においてトラの亜種が最も多い国となっている。
トラの保護を強化すべく、中国は野生のトラが生息している地域に一連の自然保護区や管理保護ポイントを設置しているほか、トラの重要生息地を指定し、その地域のパトロールとモニタリングを強化している。
また国家公園を主体とした自然保護地体系の構築を推し進めているほか、占地面積1万4100平方キロのアムールトラ・アムールヒョウ国家公園も設置している。モニタリングによると、同公園内のトラの獲物の豊富度は2倍以上に増え、トラの個体数は70頭ほどにまで増えている。2023年に、8つの群れで繁殖が記録され、合わせて20頭以上が産まれ、その分布範囲は1万1000平方キロ以上に達している。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年7月30日