中共中央政治局は7月30日、現代的国境・海空防衛力の整備推進について第16回集団学習を行った。習近平総書記が議長を務め、重要談話を発表した。新華社が伝えた。
習総書記は「現代的な国境・海空防衛力の整備推進は、国防と軍隊の現代化における内在的要請であり、高水準の安全保障によって質の高い発展を確保するうえで当然の責務である。これは中国式現代化によって強国建設と民族復興の偉業を全面的に推進するうえで、重要な意義を持つ」と強調。
「新時代の中国の特色ある社会主義思想を指針とし、国家安全保障戦略と軍事戦略の全局に立脚し、国内・国際の両大局をめぐり統合的に計画し、国境・海空域防衛の新たな状況、新たな特徴、新たな要請を把握し、使命感を強化し、構想と措置を革新し、政策の実行を断固として確保し、強大で堅固な現代的国境・海空防衛力の整備に努力する必要がある」とした。
また「現在、世界情勢の百年間なかった大きな変化の進行が加速し、中国の国境・海空防衛の内包と外延に深い変化が生じ、影響要因が一層複雑に入り組み、国境・海空防衛力の整備は新たな機会と試練に直面している。システマティックな思考を堅持し、全局の統合的計画を強化し、国防・国境警備の総合的能力を高める必要がある。国境・海空防衛力の整備と国境・沿海地域の経済・社会発展を協調的に推進し、インフラの相互接続と共同建設・共同利用を強化し、安全を効果的に維持しつつ発展を力強く支える国境・海空防衛力の整備の構造を築く必要がある。科学技術の活用を強化し、国境・海空防衛の新たな手段と環境の整備を強化し、国境・海空防衛の立体的でスマートなコントロールシステムを構築する必要がある。関係国との善隣友好及び実務協力を増進し、国境・海空防衛力の整備のために望ましい環境を醸成する必要がある」と強調。
「中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(三中全会)の精神を真剣に貫徹し、国境・海空防衛における重大な問題の研究を深め、これまでの改革の成果を揺るぎないものにし、高め、既定の改革任務の実行に力を入れ、後続の改革計画を強化し、国境・海空域防衛力の整備における革新的発展を推進する必要がある。運用・改革・整備の同時進行を堅持し、国境・海洋防衛の指導管理体制を最適化し、軍隊と地方を跨ぐ協調メカニズムを整備し、法整備を強化し、国境・海洋防衛の各施策の規範化された、秩序良く、スムーズで効率的な実施を確保する必要がある。国の航空交通管理政策を達成し、『低空経済』(低空域飛行活動による経済形態)の健全な発展を促進する必要がある。人民防空整備モデルを最適化し、現代的な人民防空システムを構築する必要がある」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年8月1日