湖北省武漢市のスーパーでは最近、店内に設けられた「食堂」が人気を集めている。商業施設やスーパーのサービスの一環で、消費者が簡単な食事を取ることができる場所だったスペースが今、本格的な「食堂」にレベルアップし、消費者の間で人気となっている。
武漢市を取材すると、多くの商業施設やスーパーがこのスタイルを導入しており、多くのサラリーマンでにぎわっていた。正午12時頃になると、市内の漢陽大道沿いにあるスーパー店内の「食堂」スペースには、30種類近くの惣菜が並べられていた。店内の客席で食べることもできれば、テイクアウトすることもできるのだという。
スーパーのスタッフによると、「食堂」スペースでは、店内で調理した惣菜を提供しており、1人15元(1元は約20.5円)ほどで食べることができるという。昼食と夕食の時間が混雑し、1日に約1千食が売れるという。手頃な価格のシンプル食が売りで、スーパーに客を呼び込む優れた効果を発揮している。
取材では、コミュニティに「食堂」を設置している商業施設やスーパーもあることが分かった。武漢市江北コミュニティのある「食堂」は、あるスーパーの惣菜サプライチェーンを利用して、住民に新鮮な野菜や肉を使ったメニューを提供しており、食事の時間帯になると、長蛇の列ができるという。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年8月13日