中国には駅名が漢字1文字の駅が1つだけある。それは黒竜江省綏化市肇東市宋站鎮にある「宋」駅だ。
「宋」駅は、最も短い駅名というだけでなく、中国で唯一、苗字から付けられた駅名だ。
駅名の由来
駅名こそ短いものの、宋駅は長い歴史を誇り、「烏里莫」駅と呼ばれていた時代もある。その後、駅の改修工事が実施された際、責任者の苗字が「宋」だったため、「宋」駅という駅名になったのだという。
昔の「宋」駅の写真。
100年以上の歴史を誇る宋站鎮は以前「宋村」と呼ばれていた。その後、1948年の春に「宋站区」に、1951年9月に「宋站鎮」に改名された。
宋站鎮は、国家小都市建設重点鎮で、その南90キロ先には黒竜江省の省都・哈爾浜(ハルビン)が、その北60キロ先には油田がある大慶市が位置し、8村と64自然屯を管轄している。
旅客駅でもあり、貨物取扱駅でもある宋駅の職員は17人で、1日平均157本の列車が発着し、停車する旅客列車は3本となっている。輸送される貨物は食糧がメインとなっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年8月22日