第4回公園都市フォーラム「一帯一路」都市メディア協力サブフォーラムが開催

第4回公園都市フォーラム「一帯一路」（the Belt and Road）都市メディア協力サブフォーラムが今月26日、四川省成都市で開催された。ゲストたちは、「一帯一路」共同建設イニシアティブという壮大な青写真の下、メディアの協力を通じて、公園都市の質の高い建設に、いかにエンパワーメントできるかについて意見を交換した。人民網が報じた。

挨拶する成都市党委員会の廖冬雲副秘書長（写真提供・主催者）。

成都市党委員会の廖冬雲副秘書長は挨拶の中で、「世界イノベーション指数ランキングにおいて、成都は24位。『一帯一路』建設や、中国の西や南に向けた開放の最前線に立っている。グリーンな『一帯一路』は、人類運命共同体を構築し、人類社会の発展の妨げとなっている問題を解決するための中国の知恵だ。『公園都市』という概念を率先して掲げ、今ではそのモデルエリアとなっている成都では、都市の風貌と公園の形態がコラボレーションしているほか、エコ文明と経済発展が補完し合いながら輝きを放っている」と語った。

基調講演を行う厦門大学新聞伝播学院の蘇俊斌副院長（写真提供・主催者）。

基調講演を行う中国伝媒大学アジア伝媒研究センターの特約研究員・張栄剛氏（写真提供・主催者）。

基調講演を行う人民網・スペイン語チャンネルに在籍するALVARO LAGO SANCHEZ氏（写真提供・主催者）。

基調講演を行う四川省党委員会・省政府意思決定・諮問委員会の李後強副主任（写真提供・主催者）。

成都の公園都市の内生的原動力は何なのだろうか？メディアは、どのように公園都市共同建設に協力できるのだろうか？世界のZ世代にどのように情報を発信すれば良いのだろうか？情報発信のボトルネックをどのように打破すればいいのだろうか？これらをテーマに、厦門（アモイ）大学新聞伝播学院の蘇俊斌副院長や中国伝媒大学アジア伝媒研究センターの特約研究員・張栄剛氏、人民網・スペイン語チャンネルに在籍するALVARO LAGO SANCHEZ氏、四川省党委員会・省政府意思決定・諮問委員会の李後強副主任といった、業界関係者や専門家、学者が基調講演を行った。

フォーラムの対話コーナーで、「公園都市の革新的実践とメディアの情報発信」をテーマに、踏み込んだ意見交換を行うゲストたち（写真提供・主催者）。

フォーラムの対話コーナーでは、中国国家発展改革委員会・中国マクロ経済研究院経済研究所の研究員を務める陳新年主任や深セン大学・中国経済特区研究センターの主任を務める陶一桃教授、浙江省都市ガバナンス研究センターの毛燕武副主任たちが、「公園都市の革新的実践とメディアの情報発信」をテーマに、踏み込んだ意見交換を行った。

「公園都市」という概念を率先して掲げ、そのモデルエリアとなって6年になる成都の公園都市建設は、生態や生産、生活、都市ガバナンスといった面で、多大な成果を挙げており、超大・特大都市のモデル転換・発展の新ルートを模索し、実践の基礎を築き、都市の現代化発展の新ルート模索に強力な原動力を注入している。

フォーラムで発表された人民網と四川国際伝播センターが共同で製作した「城·事」成都対外宣伝特別動画（写真提供・主催者）。

またフォーラムでは、人民網と四川国際伝播センターが共同で製作した「城·事」成都対外宣伝特別動画が発表された。動画は人民網の外国語チャンネル15チャンネル、人民日報・海外アカウント、「一帯一路」協力メディアでも配信される。「城·事」は、中国ニュース賞を受賞した人民網の動画シリーズで、世界に向けた中国の現代都市のイメージ作りに力を入れている。動画は、人民網に在籍する外国人スタッフが、一つの都市を訪問して、その都市の特徴やテーマを中心にして、文化を体験するスタイルで進行する。世界への情報発信の実効性を高め、地方政府が海外に向けた「輝く名刺」を作り上げることができるようバックアップしている。

「一帯一路」メディア公園都市建設特別調査・研究ツアー・公園都市国際伝播ビジュアルセンター（プラットフォーム）の始動・発足セレモニー（写真提供・主催者）。

フォーラムでは、「一帯一路」メディア公園都市建設特別調査・研究ツアー・公園都市国際伝播ビジュアルセンター（プラットフォーム）の始動・発足セレモニーも開催された。「一帯一路」メディア公園都市建設特別調査・研究ツアーでは、メディア代表が成都の公園都市建設の第一線に足を運んで、取材を行い、報道するよう企画されることになっている。オンラインプラットフォームである公園都市国際伝播ビジュアルセンターは、中国国内外から寄せられた公園都市関連の画像や動画、イラストといったビジュアル要素作品を全てアップ・保存し、「一帯一路」共同建設参加国の関連メディアに向けて提供していく計画だ。（編集KN）

「人民網日本語版」2024年8月28日