習近平国家主席は8月27日、アフリカ50ヶ国の学者からの手紙に返信し、高水準の中国アフリカ運命共同体の構築、「グローバル・サウス」の共通利益の維持を、引き続き頭脳面で支えるよう激励した。新華社が伝えた。
習主席は「先ごろ、中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(三中全会)が成功裏に開催され、さらなる改革の深化によって中国式現代化の大きな将来性を切り拓くという『時代の角笛』を吹き鳴らした。平和的発展を追求し、改革開放を志す中国の不断の発展と強大化が、世界平和と国際正義のパワーをさらに強め、世界の現代化のプロセス、特に『グローバル・サウス』の発展と振興にとって尽きることのない原動力となるに違いない」と指摘。
「中国とアフリカはかねてより運命共同体だ。混迷する世界情勢を前に、中国とアフリカは過去のいかなる時にも増して団結と協力の強化を必要としている。2024年中国アフリカ協力フォーラム首脳会議が近く開催され、中国とアフリカの首脳が一堂に会し、中国とアフリカの協力の大計を共に話し合い、中国とアフリカの関係に一層壮麗な展望を切り拓くことになる。皆さんが中国とアフリカの『ダルエスサラーム・コンセンサス』を踏まえて、『グローバル・サウス』諸国の発展の道、中国・アフリカ協力及び南南協力に関する研究と探求を強化し、高水準の中国アフリカ共同体の構築、『グローバル・サウス』の共通利益の維持にとって、引き続き頭脳面で重要な支えとなることを望んでいる」と強調した。
先ごろ、南アフリカの元外交官で浙江師範大学アフリカ研究院の名誉教授であるガート・グロブラー氏がアフリカ50ヶ国の学者63人と連名で習主席に書簡を送り、三中全会の成功裏の開催に熱烈な祝意を表し、中国アフリカ協力フォーラムの歴史的成果を高く評価するとともに、2024年中国アフリカ協力フォーラム首脳会議が中国アフリカ運命共同体の構築、『グローバル・サウス』の現代化に新たな章を記すことへの期待を表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年9月2日