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「天下一の泉」と呼ばれる山東省済南市の趵突泉の水位が今月6日、今年最高の28.98メートルに達した。2003年9月6日に再び水が湧き出すようになって以来、21年連続で水が湧き出している。中国新聞社が報じた
泉が数多くあるため「千泉之城」とも呼ばれている済南市には、天然の泉が1209ヶ所ある。これほど多くの泉があり、たくさんの水が湧き出している都市は世界でも珍しい。そんな済南市の「72名泉」の中でも、「天下一の泉」と呼ばれている趵突泉は、世界的に最も有名な泉となっている。
今年の春は雨量が少なかったため、趵突泉の水位は下がり続けた。そして、5月には、オレンジ警戒線(28.00メートル)を3度も下回った。その後、増水期になって、雨量が増えると、趵突泉の水位も急速に回復し、7月13日にはオレンジ警戒線を超えた。そして、その後も地下水の水位は上昇の一途をたどった。
資料によると、趵突泉は1920年代に、雨量の少ない季節になると、水が湧き出なくなることがあった。そして、2001年には、過去最長となる890日間連続で水が湧き出なくなってしまった。その後、548日間連続で水が湧き出なくなっていた2003年9月6日に、再び水が湧き出すようになって以降は、ほぼ1年を通じて水が湧き出ており、これまで21年連続で湧き出ている。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年9月10日