習近平国家主席は9日、中国を公式訪問中のスペインのサンチェス首相と北京の釣魚台国賓館で会談した。新華社が伝えた。
習主席は「中国とスペインは昨年、国交樹立50周年を共に祝った。この1年余り、双方は各レベルで緊密な交流と連動を維持し、新たな分野における協力を高い質で推進してきた。両国の包括的な戦略的パートナーシップの構築から来年で20年になる。双方は相互尊重、対等な付き合いという国交樹立時の初心を堅持し、大局を念頭に置き、長期的視点で、両国の包括的な戦略的パートナーシップの時代的意味を絶えず豊かなものにし、戦略的に揺るぎない長期安定的な関係を築き、両国関係をより高い水準へと押し上げる必要がある」と指摘。
「中国は、スペインが昨年後半にEUの輪番議長国を務めた際に、中国とEUの交流や協力を積極的に後押ししたことを称賛する。中国とEUの外交関係樹立から来年で50年になる。中国はEUと共に双方関係の発展と成功の経験を総括し、中国・EU関係が自主独立、相互成果、そして世界に幸福をもたらす方向に沿って着実に前進する後押しをすることを望んでいる。スペインが引き続きこのために建設的な役割を発揮することを希望する」と強調した。
サンチェス首相は「スペインは中国の信頼できるパートナーであることを望んでおり、両国の包括的な戦略的パートナーシップをさらに深め、両国民の幸福及び世界の平和と発展のために一層の貢献を果たすことを望んでいる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年9月10日