第21回中国・ASEAN博覧会、中国・ASEANビジネス・投資サミットが9月24日から28日まで、広西壮(チワン)族自治区南寧市で行われる。国務院新聞弁公室は11日に行われた記者会見で、関連の状況を説明した。新華社が伝えた。
商務部(省)の李飛副部長は、「第21回中国・ASEAN博覧会は過去を受け継ぎながら未来を切り開き、展示会の質と効果がさらに向上し、より多くの共通認識を結集させ、互恵協力を深化させ、双方の経済貿易協力が新たなステージに進むようさらに後押しするものとなる」と述べた。
過去20年間の発展の道のりを経て、同博覧会は、中国とASEAN諸国の経済貿易往来が絶えず向上し、各分野の実務協力が絶えず増強されるのを証明する存在になった。李副部長は、「中国は15年連続でASEANの1番目の貿易パートナーの座を維持し、ASEANは4年連続で中国の1番目の貿易パートナーだ。今年7月末現在、中国とASEAN諸国との双方向の投資額は累計4000億ドル(1ドルは約142.8円、約57兆120億円)を超えた」と説明した。
現在、中国とASEANは地域的な包括的経済連携(RCEP)協定を高い質で実施し、中国-ASEAN自由貿易区のバージョン3.0の交渉を加速させ、中国-カンボジア間、中国-シンガポール間などの自由貿易協定との相乗効果により、地域の発展のための新たなチャンスを作り出している。
今回の博覧会とサミットはシンガポールが主題国となり、展示規模は20万平方メートルに迫り、出展企業は3000社を超え、初発表や新製品発表などが多数行われる予定で、大いに期待が高まる。
李副部長によると、「今回の博覧会は戦略的新興という専門テーマが新たに加わり、デジタル技術、グリーン・低炭素、新エネルギー、スマートコネクテッドカーなど新興分野の最新動向と技術レベルが集中的に展示される。ASEANハイテク製品展示エリアが新設され、シンガポール、マレーシア、タイなどのハイテク技術成果が集中的に展示される。また、ペルシャ湾岸諸国が初めて招待されて出展し、アラブ首長国連邦(UAE)が特別招待協力パートナーとなる。さらに、オンラインの中国・ASEAN博覧会がさらに最適化され、オンライン博覧会のサービス機能の提供期間が会期中のみから通年へと延長される」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年9月12日