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税関総署がまとめた最新の速報値データによると、2024年第1-3四半期(1-9月)の中国越境EC輸出入額は前年同期比11.5%増の1兆8800億元(1元は約21.0円)に上り、成長率は同期の中国対外貿易全体の成長率を6.2ポイント上回った。そのうち輸出は同15.2%増の1兆4800億元、輸入は同0.4%減の3991億6000万元だった。
越境ECの輸出入データは広く注目を集めている。同署統計分析司(局)の呂大良司長(局長)が記者会見で、「中国越境EC統計調査制度に基づき、越境ECの統計調査が年に2回の頻度で行われている。越境EC貿易の最新の動向を速やかに追跡・モニタリングするため、同署は毎月1回、速報値データの試算を行う」と説明した。
最近、今年上半期(1-6月)越境EC統計調査が終わった。14日に発表された正式なデータによると、上半期の中国越境EC輸出入額は同13%増の1兆2500億元に達して同期の過去最高を更新し、中国の輸出入総額の5.9%を占めた。そのうち輸出は同18.7%増の約9799億元、輸入は同3.9%減の2664億元だった。
越境ECの輸出先と輸入元を見ると、上半期の中国越境ECの輸出では米国への輸出が34.2%を占め、英国が8.1%、ドイツが6.2%、フランスが4.5%だった。マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナム、日本などのアジア市場への輸出も活発だった。輸入では米国からの輸入が16.7%を占め、オーストラリアは11.3%、日本は10.6%で、ドイツ、フランス、ニュージーランドなども主な輸入元だった。
商品構造を見ると、上半期の中国越境ECの輸出では衣類・服飾品・靴類・カバン類・アクセサリー類が27.3%を占め、携帯電話などの電子製品は14.4%、家庭用品・ホームテキスタイル用品は12.4%だった。輸入では化粧品・パーソナルケア用品が28.8%、生鮮食品が25.2%を占めた。中国国内の地域別に見ると、輸出品は主に広東省、浙江省、福建省、江蘇省から来ており、輸入品は主に広東省、江蘇省、浙江省、上海市、北京市に集中した。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年10月16日