BRICS第16回首脳会議が22日から24日までロシア・カザンで開催される。中国の張漢暉駐露大使はこのほどインタビューを受け、「BRICS第16回首脳会議はBRICSの加盟国拡大後初の首脳会議だ。BRICSの協力体制は『グレーターBRICS協力』という新たな時代に入った。BRICS加盟国は引き続き手を携えて現代化の道を共に歩み、グローバル・ガバナンス体制の整備により大きな貢献を果たし、世界の百年間なかった変局に対処するための『BRICSの答え』を示す」と指摘した。新華社が伝えた。
張大使は「BRICSの協力体制は『開放・包摂』『協力・ウィンウィン』という初心と使命を堅持し、すでに18年間、発展の道のりを歩んできた。BRICSは新興国と発展途上国の集団的台頭を代表している。加盟国拡大後のBRICSはより質が高まり、より重みが増し、より潜在力が大きくなり、より公正で合理的な国際政治・経済の新秩序の構築に弾みをつける存在となっている。中国はBRICSの各加盟国と協力を強化し、手を携えてより包括的で緊密、実務的かつ包摂的な質の高いパートナーシップを構築し、BRICSの新たな道を共に切り開いていく」と述べた。
張大使は「今年、中国は上海協力機構(SCO)の議長国を引き継ぎ、ロシアはBRICSの議長国を引き継いだ。中露双方は互いの議長国としての取り組みを支持し合い、SCO及びグレーターBRICSの協力をさらに強化し、グローバル・ガバナンスにおいて『グローバル・サウスの章』を記し、『グローバル・サウスの時代』を共に輝かせるべく努力する」と表明。
「中露はSCO及びBRICS体制の歴史的な加盟国拡大を推進し、自主独立、協力・ウィンウィンという時代の潮流を先導し、発展途上国及びグローバル・サウス諸国の団結力を強化し、グローバル・ガバナンス体制の整備に貢献を果たしてきた」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年10月21日