BRICS第16回首脳会議が近くロシア・カザンで開幕する。BRICSにとって歴史的な加盟国拡大後初の首脳会議であり、この歴史的出発点において、「グレーターBRICS協力」が満を持して出発の時を待っている。(文:鄭宗文<国際問題ウォッチャー>。人民日報掲載)
過去1年の間に、BRICS協力に正式参加する加盟国が大幅に増え、各分野で協力を加速し、グローバル・サウス諸国の団結による自強という道のりにおいて新たな章が記された。BRICS協力体制への参加を申請する国々が30数ヶ国に達したことは、BRICS協力体制の感化力と求心力が日増しに高まっていることをはっきりと示している。では、BRICS協力体制という金看板が輝きを増しているのはなぜなのだろうか?
BRICS協力は常に自主独立を礎とし、人類社会の進歩と促進へのコミットを明示してきた。加盟国拡大後の「グレーターBRICS」は「グローバル・サウス」の第1方陣として、自主独立、団結による自強という道に沿って前進し、発展途上国の共通利益を守るための『金色の防御線』を引き続き強固に築いていくだろう。
BRICS協力は常に協力・ウィンウィンを重要な意義とし、世界の共同発展の促進に弾みをつけてきた。経済のグローバリゼーションと反グローバリゼーションの衝突を前にして、BRICSは団結・協力、互恵・ウィンウィンの精神を堅持し、発展と振興の同行者、世界の成長の推進者であることを堅持してきた。
BRICS協力は常に公平と正義を追い求め、グローバル・ガバナンス体制の整備に知恵を捧げてきた。多国間主義と覇権・強権との競争を前に、BRICSはグローバル・サウス諸国を代表してより多くの正義の声を上げてきた。
BRICS協力は常に開放・包摂を堅持し、各国の人々の相互理解と親交の模範となってきた。文明間の相互参考か、それとも文明間の衝突かという選択を前にして、BRICSは揺るぎなく心の扉を開いて交流を促し、胸襟を開いて友情を語り、閉鎖的かつ内向的で、排他的かつ利己的な『小集団』に断固として反対し、開放的・包摂的で互いに見守り助け合う「大きなファミリー」を築くべく全力を挙げてきた。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年10月22日