中国国際貿易促進委員会が10月31日に発表した調査研究報告書「2024年第3四半期(7-9月)中国外資系企業のビジネス環境調査研究報告書」によると、今年第3四半期には調査に回答した外資系企業の9割が中国のビジネス環境に対して「満足」以上の評価をし、5割近くが「中国市場の魅力が上昇している」との見方を示した。
同報告書を見ると、「市場参入」、「事業所の取得」、「業務終了の手続き」などの指標で「満足」以上の評価をした外資系企業の割合が最も高い。
同報告書によると、調査に回答した外資系企業は引き続き中国市場を高く評価している。欧州企業の41.67%が今年の中国市場の見通しを「良好」とし、前期に比べて14.17ポイント(p)上昇した。外資系企業の5割近くが「中国市場の魅力が上昇している」とし、同約2p上昇した。そのうち欧州企業は同5.42p上昇の48%近くがこのような見方を示し、米国企業は同15.26p上昇の60%が同様の見方を示した。
また同報告書によると、調査に回答した外資系企業は対中投資意欲が高まった。うち欧州企業は投資増加の意欲が高かった。外資系企業が増資を希望するエリアは主に東部地域で、59.52%を占めた。主な投資増加の方法は中国で製造ラインを拡大するまたはデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するなどで、半数以上を占めた。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年11月1日