習近平国家主席は現地時間18日午前、ブラジル・リオデジャネイロで開催された主要20ヶ国・地域(G20)サミットに合わせ、オーストラリアのアルバニージー首相と会談した。新華社が伝えた。
習主席は「中豪間に根本的利益をめぐる衝突はない。双方が相互尊重、対等な付き合い、『小異を残して大同につく』を堅持しさえすれば、中豪関係は必ずうまく発展していく。中国はオーストラリアと共に、より成熟し安定した、より成果に富む包括的な戦略的パートナーシップの構築を推し進め、世界により多くの安定性と確実性をもたらすことを望んでいる」と表明。
「双方は互恵・ウィンウィンという協力の在り方を堅持する必要がある。中国はオーストラリアの良質な産品の輸入を増やすことを望んでおり、中国企業にオーストラリアでの投資や事業展開を奨励している。オーストラリア側には、中国企業に公平で透明性のある差別のないビジネス環境を提供することを望む。中豪は共に経済のグローバル化と自由貿易の支持者にして擁護者であり、協調と協力を強化し、保護主義に反対し、各国が開放の中で機会と利益を共有し、共同発展を実現する後押しをするべきだ」とした。
アルバニージー首相は「オーストラリアは『一つの中国』政策の遂行を堅持し、『デカップリング』に反対し、経済のグローバル化の推進を主張している。エネルギーのモデル転換や気候変動などの面で中国と協力を強化していきたい」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年11月19日