中国とEUが第13回ハイレベル戦略対話実施

王毅中共中央政治局委員（外交部部長）は2日、ベルギー・ブリュッセルでカッラスEU外務・安全保障政策上級代表と第13回中国EUハイレベル戦略対話を行った。

王氏は「今年は中国・欧州外交関係樹立50周年にあたり、国連創設80周年にもあたる。近く開催される次回中国EU首脳会談は大変注目されている。中国はEUと共に、首脳会談が前向きな成果を収め、中国EU関係の将来の発展の方向性を示す後押しをすることを望んでいる」と表明。

「EUに対しては、客観的かつ理性的な対中認識を真に確立し、より積極的かつ実務的な対中政策を遂行することを希望する。包括的な戦略的パートナーである中国とEUにとって最も重要なのは、相互尊重と互いの核心的利益への配慮だ。中国は一貫して欧州統合を支持し、EUが戦略的自律性を高め、国際問題において建設的な役割を果たすことを支持している。EUに対しても、中国の核心的利益を実際の行動によって尊重することを望む」と強調した。

カッラス上級代表は「EUとしては、中国と共に次回EU中国首脳会談の準備をしっかりと行い、率直な意思疎通を通じて相互理解を深め、より建設的なEU中国関係を発展させ、より均衡の取れた公正な経済・貿易協力を実施していきたい」と表明した。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年7月3日