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根も葉もない鮮やかな寄生花を雲南省で確認

15:30, November 26, 2025 
根も葉もない鮮やかな寄生花を雲南省で確認

雲南省普洱(プーアル)市の景邁山で最近、希少な寄生植物「寄生花(Sapria himalayana Griff)」が確認された。葉がなく、根を深く張ることもなく、枝もない特殊な形態の寄生花は、ほとんどの時間を地下で過ごし、姿を見せることはない。そして、茎が木本性つる植物に寄生し、根の栄養分を吸収して生育する。繁殖期に入った時だけ、一生かけて蓄積してきたエネルギーを凝縮させ、花期は短いものの、鮮やかな花を咲かせ、これによって生命の伝達を完成させる。

寄生花は東南アジアの熱帯雨林の代表的な植物の一つであり、非常に希少で、中国では絶滅したと見られていた時期もある。しかし、近年は雲南省西双版納(シーサンパンナ)傣(タイ)族自治州の雨林で相次いで再確認されている。今回、景邁山で発見されたことで、寄生花の中国における分布範囲が再び確認された。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年11月25日