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第3回輸入博がバージョンアップ 7つの「さらに」に注目

7月25日、第3回輸入博の会場の内外には「輸入博歓迎ムード」が漂っていた。(撮影・厳大明/写真提供は人民視覚)

世界から買い、世界に売る、高品質で選りすぐりの最先端の製品、情熱あふれるバイヤーチーム……成功裏に開催した過去2回の中国国際輸入博覧会は、すべての参加者に忘れられない印象を残した。人民日報海外版が伝えた。

今年11月5日から10日にかけて、第3回中国国際輸入博覧会が上海市で開催される。輸入博は今や中国と世界と2つの流れが循環する重要な窓口となり、出展企業から輸入企業までカバーし、展示品が商品に変わり、波及効果が拡大を続けている。

3年目になる今年は、どのような注目点があるだろうか。

今年の輸入博には7つの「さらに」がある

展示規模がさらに拡大。第3回輸入博の出展企業の展示面積は36万平方メートルに達し、前回より6万平方メートル拡大し、拡大率は20%。面積が拡大するとともに、企業の情熱も高まった。これまでに出展契約をした企業の出展契約済み展示面積はすでに計画目標を達成し、消費財、医療、サービス貿易の3エリアはすでに計画面積を超え、自動車エリアはもうすぐ計画面積に達する。

展示の設置がさらに向上。今年は企業展に6つのエリアが設置され、それぞれ食品・農産品、自動車、技術装備、消費財、医療機器・医薬保健、サービス貿易となっている。また世界の注目点と業界の発展トレンドを踏まえて、新たに公衆衛生・感染対策、省エネ・環境保護、スマート移動・交通、スポーツ用品・競技の4つの専門エリアも設置される。このうち公衆衛生・感染対策エリアには世界トップ500社や業界のリーディングカンパニーが40社近く出展し、業界の新製品、最先端の製品を披露する。

出展企業の質がさらに高く。世界トップ500社と業界のリーディングカンパニーが積極的に出展し、出展数はすでに過去の規模に達している。薬品、医療機器、乳製品、化粧品、高級消費財、検査・測定、自動車、産業用電気設備、プロジェクト機械などの業界の上位10社に名を連ねる有名企業の多くが出展契約を結んだ。

取引プラットフォームがさらに大きく。緑地グローバル商品貿易港は上海が全力を挙げて構築してきた輸入博の通年取引サービスプラットフォームで、展示、調達・取引、商業貿易サービス、保税・展示即売、消費・観光などの機能を一体化したものだ。同プラットフォームは、さまざまな種類の海外商品6万点以上を扱い、博覧会の出展商品と同じものが7千点以上に上り、「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国の商品も6千点を超える。またオンラインプラットフォームの構築、貿易港のバーチャル館とクラウドショッピングモールの構築に成功し、31カ国・地域の1千種類を超える商品をオンラインで取り扱う。

「友人の輪」への信頼感がさらに高く。7月26日、第3回輸入博出展企業連盟が第1回会議を開くと同時に、乳業専門委員会と公衆衛生貿易専門委員会が発足した。会議では、出展企業35社が3年にわたる長期出展協力覚書に調印し、この中では世界トップ500社と業界のリーディングカンパニーが大半を占める。輸入博との長期的で共同の発展に着目し、長期契約を結ぶことで中国市場をじっくり耕そうとする揺るぎない信頼感を示した。

ニュージーランドの乳業企業であるフォンテラのポール・ウォッシャー中華圏最高財務責任者(CFO)は、「博覧会を通じて、中国は貿易における開放的な姿勢を対外的に示し、私たちもそこに参加したいと考えている。これは海外の企業にとってまたとないチャンスであり、信頼感を与えてくれるものだ。今年の博覧会に参加するだけでなく、これから3年間の博覧会にも参加する契約を結んだ。これは博覧会に対する約束であり、中国と中国市場に対する約束でもある」と述べた。

政策の支援がさらに強固に。税関総署はこのほど14項目の円滑化措置を打ち出し、出展・参加する人と展示品の安全で円滑な出入国を保障するとした。関連の部(省)・委員会はこれまでの博覧会での支援政策の継続を基礎として、さらに新たな支援政策を打ち出すことを積極的に検討している。

都市の保障がさらにきめ細やかに。上海市政府の尚玉英副事務局長(都市サービス保障指導チーム弁公室室長)は、「ホスト役として、上海は『保障をより精密に、サービスをより細やかに、環境をより洗練に』から始めて、高水準、高品質の博覧会を全力で開催する」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年8月5日