中国は6日12時1分、酒泉衛星発射センターで「長征2号丁」キャリアロケットを使い、「高分9号04星」を予定の軌道に送り込んだ。打ち上げは無事成功した。科技日報が伝えた。
同衛星は光学リモートセンシング衛星で、地上ピクセル解像度は最高で準メートル級にのぼる。主に国土調査、都市計画、土地権利確認、道路網設計、農作物の生産量の評価、防災・減災などの分野で使用される。「一帯一路」(the Belt and Road)建設などに情報サポートを提供できる。
今回の任務では他にも、「清華科学衛星」が打ち上げられた。同衛星は清華大学が開発を担当。軌道上で重力衛星システム設計方法、デュアルバンドGPSの軌道上大気密度精密測量方法などの理論と技術の飛行検証を行う。
長征シリーズの打ち上げは今回で342回目。過去30年にわたり長征2号丁キャリロケットは50回の打ち上げにすべて成功している。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年8月7日