北京市と新疆維吾爾(ウイグル)自治区烏魯木斉(ウルムチ)市を結ぶ京新高速道路の「ラスト・ワンマイル」となる梧桐大泉-木壘(モリ)区間が6月30日に開通した。これにより、砂漠を貫く世界最長の高速道路が全線竣工・開通したことになる。同高速道路は、北京市から、河北省、山西省、内蒙古(内モンゴル)自治区、甘粛省を経由し、ゴビ砂漠や草原、湿地、山地を通り抜け、新疆ウルムチに達し、その全長は約2822キロメートルとなっている。京新高速道路は、江蘇省連雲港市と新疆ウイグル自治区霍爾果斯(コルガス)市を結ぶ連霍高速道路に続き、新疆ウイグル自治区で2本目の全天候型幹線道路となり、同高速道路の全線開通によって、北京-ウルムチ間の自動車走行距離が約1300キロ短縮されることになる。また、京新高速道路は、コルガスと天津港北部沿線を結び、最も速く海に出ることができるルートとなり、「一帯一路(the Belt and Road)」建設の推進に重要な役割を果たすと期待されている。新華網が伝えた。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年7月1日