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中国の「ズボン下村」を訪ねて

山東省泰安市姚家坡村は、中国でズボン下の生産地として有名な「ズボン下村」で、村の370世帯のうち約160世帯がズボン下の生産に携わっており、さらに村以外の500人以上の雇用も創出。年間約6000万着のズボン下を生産している。

長年にわたり、姚家坡村で生産されたズボン下は中国各地へと販売されてきたほか、ベトナムやカンボジア、リビアといった「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国・地域にも輸出されてきた。ズボン下産業の振興によって、村民は幸せでややゆとりのある生活を送ることができるようになった。

姚家坡村党支部の石西軍書記によると、同村のズボン下製造には30年以上の歴史があり、村の支柱産業となっている。最初は家庭内の小さな作業場から始まり、今では織物、染色と仕上げ、縫製をカバーする衣料品産業チェーンにまで発展し、1日当たり16万着のズボン下を生産するまでになっている。年間の売上高は1億6000万元(1元は約17.9円)に達している。石書記は、「村で毎年生産されるズボン下をつなぎ合わせると、赤道を一周する長さになる」と言う。

姚家坡村は今後、衣料品産業パークを重点的に建設し、現在メインとなっている個人事業者が集団経営へと舵を切ることができるようサポートし、ECブランド構築やデザイナーの招聘、オーダーメイドなどハイエンドサービスの展開や、よりオシャレで付加価値の高い製品チェーンの確立ができるよう取り組む計画だ。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年11月15日