山東省青島市にある中国石油大学(華東)は、同校の食堂で調理師として働く明志祥さんがこのほど、冬季五輪の2種目で競技審判を務めるために休暇を取得したことを明らかにした。
大学の厨房を出て冬季五輪会場に赴き、調理師から冬季五輪技術スタッフに変身する「業種越え」はなかなかすごい。
明さんは、かつて八一滑雪隊(スキーチーム)に所属していたが、怪我のため退役した後、氷雪競技の審判員資格を取得し、全国のスキー競技で何度も審判を務めた経験がある。
現在開催中の北京冬季五輪ではバイアスロン競技の審判を務めており、その後パラリンピックでも審判を担当する予定という。
3月15日にパラリンピックが閉会した後、21日間の隔離措置を経て、4月の初めには中国石油大学(華東)飲食サービスセンターに復帰し、調理師のユニホームに着替えて、玉蘭苑レストラン厨房で調理業務を再開することになるという。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年2月18日