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習近平国家主席「『一帯一路』とサウジ『ビジョン2030』の連携を推進」

習近平国家主席は15日午前、サウジアラビアのムハンマド皇太子と電話会談を行った。新華社が伝えた。

習主席はサルマン国王への挨拶の言葉をムハンマド皇太子に託した。習主席は「国際・地域情勢が深く複雑に変化している現在、中国・サウジ関係は戦略性と大局性を一層顕著にしている。この1年、中国とサウジアラビアは手を取り合って共に進み、二国間関係の新たな発展を推進してきた。中国はサウジアラビアとの関係発展を優先的方向性としており、サウジ側と共に努力して、両国の包括的な戦略的パートナーシップを絶えず深め、両国及び両国民により良く幸福をもたらすことを望んでいる」と表明。

「中国はサウジアラビアが国家の主権・安全・安定を維持し、自らの国情に合った発展の道を自ら模索することを支持する。引き続き『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設イニシアティブとサウジアラビア『ビジョン2030』との連携を推進し、エネルギー、経済・貿易、ハイテクなどの分野で高水準の協力構造を築いていく。中国はサウジアラビアの『グリーン・ミドルイースト』イニシアティブを支持し、グローバル発展イニシアティブへのサウジの参加を歓迎する。中国とサウジアラビアは、団結を強化し、真の多国間主義を実践し、国連中心の国際体制、国際法に基づく国際秩序、国連憲章の趣旨と原則を基礎とする国際関係の基本準則を維持し、国際公正・正義と発展途上国の共通利益を守っていくべきだ。中国はサウジ側と共に、中東地域の平和と安定を促進し、中国・湾岸協力会議(GCC)自由貿易圏協定の早期妥結を推進し、手を携えて新時代に向けた中国・アラブ運命共同体を構築することを望んでいる」と強調した。

ムハンマド皇太子は「中国との上層部交流を強化し、『ビジョン2030』と『一帯一路』共同建設との連携協定に調印し、経済・貿易、交通、インフラ、エネルギーなどの分野で協力を深めていきたい。国際・地域問題で中国と意思疎通や調整を強化し、重大な国際・地域問題で中国側の正義の立場を支持し、アラブ連盟とGCCの中国との協力強化を支持していきたい」と表明した。

双方は、ウクライナ情勢についても意見を交換した。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年4月18日