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今年のボアオ・アジアフォーラムの注目点は?

「感染症と世界:世界の発展を共に促進し、共同の未来を築く」をテーマとするボアオ・アジアフォーラム2022年年次総会が今月20日から22日にかけて、海南省博鰲(ボアオ)で開催される。今回は国際社会が最も関心を寄せる新型コロナウイルス感染症の後の世界経済回復と持続可能な発展などの議題をめぐり、対話と交流を進め、共通認識を形成し、知恵を出し合い、十字路に立つ世界のために、これからの発展のスタイルと方向性を考える場にする。

会期3日間のフォーラムでは、分科会や各種イベントが計30回以上行なわれ、議題は次の6つの面に集中する。

(1)感染症の予防治療。今なお感染症は世界でリバウンドを繰り返し、ワクチンが均等に分配されず、ウイルスが絶えず変異するなどの要因があって、感染症対策の歩みを極めて大きく妨げている。今回の年次総会では世界の感染症との戦いの経験の総括をさらに進め、どうやって免疫格差を縮小するかを模索する。

(2)グローバル経済。グローバル経済は全体として回復傾向を保つが、エコノミーによって回復状況にはばらつきがある。経済の議題を中心とするフォーラムとして、今回の年次総会でもこれまでと同じようにグローバル経済の動向や産業チェーン、インフレなど関連する一連の問題を検討する。

(3)グリーン・リカバリー(環境に配慮した回復)と持続可能な発展。世紀的な感染症を経験して、各国・地域は一般的にグリーン、イノベーション、持続可能な発展をより重視するようになり、経済構造のグリーン・低炭素へのモデル転換を積極的に推進するようになった。今回の年次総会ではすでに形成された共通認識を基礎として、カーボンニュートラルを実現する道筋と方法により焦点を当て、各国と世界の包摂的発展をどのように促進するかを考える。

(4)デジタル経済。現在、デジタル経済が勢いよく発展しており、コロナ後の世界経済の回復に新たなチャンスをもたらすとみられる。グローバル化を背景に、デジタル経済政策の協調を強化し、デジタル経済の発展をさらに促進すると同時に、公平な競争を維持し、個人情報の安全を保護するにはどうすればよいかが、今回の年次総会で重点的に討論する問題になる。

(5)国際協力とグローバルガバナンス。今回の年次総会はこれまでと同じように多国間主義と国際協力への支持をアピールし、グローバルガバナンスを積極的に推進し、協力の発展、包摂的発展、イノベーションの発展、グリーン発展を推進する。

(6)アジア地域協力とグローバル協力の新たな発展。今年初めに地域的な包括的経済連携(RCEP)協定が正式に発効した。今回の年次総会ではRCEPがもたらすチャンスをどのようにしっかり活用するか、アジア太平洋地域の協力を引き続きどのように深化させるかをさらに話し合う。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年4月20日