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BRICS農相会合が世界の食糧安全保障に焦点、中国が3提案

第12回BRICS農業大臣会合がこのほどオンライン形式で開催された。会合は「BRICS協力を深め、農業・農村の協同発展を促進」をテーマに、世界の食糧安全保障や貧困削減に焦点を合わせて、農業・農村分野の実務協力の一層の深化について踏み込んだ意見交換を行った。新華社が伝えた。

会合は「第12回BRICS農業大臣共同宣言」と「BRICS食糧安全保障協力戦略」を採択。BRICSの農業・農村分野の発展協力をさらに促進するための新たなプラットフォームとなる「BRICS農業・農村発展フォーラム」の設立を発表した。

唐仁健農業農村部(省)部長は「中国政府は農業・農村政策を非常に重視しており、農村振興を全面的に推進し、農業と農村の現代化を加速している」と表明。世界の食糧安全保障が現在直面する厳しい試練を念頭に、次の3点を提案した。

(1)食糧安全保障と貧困削減に焦点を合わせ、農業生産、技術革新、小規模農家の発展、農村建設などの面で知識の共有と技術交流を強化し、農業の実務協力を深めて、世界の食糧安全保障に『BRICSの貢献』を果たす。

(2)WTOのルールに基づく多角的貿易体制を断固として維持し、農業貿易政策で足並みを揃え、BRICS内で長期的かつ安定的な需給マッチングメカニズムの構築を模索し、農産物や農業投入財などコモディティの円滑な流通を推進し、ポストコロナ時代の経済回復に「BRICSの原動力」を提供する。

(3)パートナーシップを広範に拡大し、BRICSの枠組みで発展途上国や関連国際機関との二者間・多者間農業協力を強化し、世界の食糧農業ガバナンスに「BRICSの案」を提供する。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年6月13日