習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は28日、湖北省武漢市で視察を行った際、「科学技術の自立と自己強化は国家の隆盛の礎であり、安全の要である。我々は新発展理念を完全に、正確に、そして全面的に貫徹し、革新駆動型発展戦略を深く実施し、科学技術のコア技術を自らしっかりと掌握し、科学技術の自立と自己強化において一層の進展を遂げ、我が国の発展の独立性、自主性、安全性を高め続け、さらに多くの新技術と新産業の誕生を促し、経済発展に新たな領域と道を切り開き、国際競争における新たな優位性を形成しなければならない」と強調した。新華社が伝えた。
習総書記はまず、武漢華工激光(レーザー)工程有限責任公司を視察。同社の研究開発総合棟で、湖北省の光電子情報産業の発展とコア技術の難関攻略の状況について説明を受け、チップ産業の革新的成果の展示を見学した。習総書記は、「我が国の発展と強大化に伴い、これまでボトルネックとなってきた重要なコア技術においてブレイクスルーを遂げることが、差し迫った問題となっている。我々は問題志向を堅持し、新型の挙国体制の優位性を発揮し、奮起して追随し、科学技術の自立と自己強化の実現を加速しなければならない」と指摘した。
習総書記は、同社のレーザー科学技術館、半導体パネル用レーザーインテリジェント装置の生産現場を相次いで訪れ、レーザー技術産業の応用展示品を見学した。習総書記は、「先端製造は質の高い経済発展の重要な支えだ。我が国の製造業のモデル転換と高度化を推進し、製造強国を建設するためには、技術の研究開発を強化し、国産化率を高め、科学技術のコア技術を自らしっかりと掌握しなければならず、そうしてこそ国家は真に強大化できる」と強調した。
工場棟の前で同社の従業員と親しく交流した習総書記は、「社会主義現代化国家の全面的建設と第2の百年奮闘目標の達成において、イノベーションは決定的要素だ。中共中央は科学技術革新を非常に重視し、科学技術と教育による国家振興戦略と革新駆動型発展戦略を実施している。各都市、各ハイテク開発区、各テクノロジー企業、各科学研究者が、いずれも国の定めた発展の方向を中心に科学技術革新を着実に推進すれば、我々は必ずや既定の目標を達成することができるだろう」とした。
その後、習総書記は東湖ハイテク産業開発区の智苑コミュニティを視察。習総書記はボランティアサービス用の部屋を訪れ、コミュニティワーカーやボランティアから、末端組織の新型コロナ共同対策の実施状況について説明を受けた。習総書記は、「新型コロナ感染症はまだ終息しておらず、海外からの流入や国内での再拡大を防ぐためのプレッシャーも大きい。堅持することが勝利になる。我々は油断や気の緩みを克服し、感染防止・抑制の各取り組みを確実かつ入念に行うと同時に、安定した健全な経済発展を可能な限り推進する必要がある。各級の党委員会と政府は、人民大衆が現実的困難を解決するのを手助けする方法を考え、経済発展や人民大衆の仕事と生活への影響が少なくなるよう確保する必要がある。我々は新型コロナ対策と経済・社会発展の取り組みを統合的に計画し、今年、比較的優れた水準の経済発展を勝ち取る自信がある」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年6月30日