習近平国家主席は、現地時間11月19日、タイ・バンコクの首相府で、同国のプラユット首相と会談した。双方は、「より安定し、より繁栄し、より持続可能な中国とタイの運命共同体を構築する」と宣言した。
習主席は「中国とタイが全面的戦略協力パートナーシップを構築してから10年間、両国の伝統的な友好は絶えず拡大し、全面的戦略協力は深まり続け、二国間関係は新たな発展段階に入った」と強調した。
また、双方が互いの核心的利益と重大な関心事に関わる問題で、引き続き支持し合い、投資、貿易、観光、インフラ、産業パークなど伝統的な分野における協力を強化することや、デジタル経済、新エネルギー自動車、科学技術革新など新分野での育成や協力を推進すべきとの考えを示した。
プラユット首相は「タイは中国とハイレベルな往来を強化し、相互に信頼し、尊重し合い、『タイ・中国戦略的協力共同行動計画』と『一帯一路』(the Belt and Road)イニシアチブの共同建設における協力計画を積極的に実行に移していく」と述べ、タイ・中国鉄道の建設を加速し、中国・ラオス鉄道と連結し、中国・ラオス・タイ連動発展構想を実行に移していきたい考えを示した。また、より多くの中国企業のタイへの投資を歓迎する姿勢を示した。
両国首脳は「中国とタイの戦略的協力共同行動計画(2022-2026)」「中国とタイの『一帯一路』共同推進協力計画」および経済貿易投資、電子商取引、科学技術イノベーション分野の協力文書の署名に立ち会った。
双方は『より安定し、より繁栄し、より持続可能な運命共同体の構築に関する中国とタイの共同声明』を発表した。
中国国際放送局(CRI)より 2022年11月21日