河南省鄭州市の重要プロジェクトである「南水北調(南方地域の水を北方地域に送り慢性的な水不足を解消するプロジェクト)中線」黄河貫通プロジェクトの南岸でこのほど、桜の花が満開を迎えた。人民網が報じた。
ここ数年、生態保護への取り組みが強化されるのに伴い、生態環境は改善の方向に向かい続けている。かつての残土廃棄場やトンネル建設シミュレーションモデル試験場、臨時設置変電所が、今では「桜の楽園」に姿を変え、白やピンク、濃いピンクなど様々な色合いの桜に覆われた美しい風景が広がっている。
黄河貫通プロジェクト運営にともなう生態保護措置によって、南水北調プロジェクト設備展示エリア、退水トンネル出口生態湿地保護エリア、南岸立坑生態湿地、邙山盤山路生態保護エリアの四大生態保護エリアが形成され、広く知られた桜の名所となっている。(編集KM)
【南水北調中線黄河貫通プロジェクトとは?】
同プロジェクトは、河南省鄭州市の黄河上流約30キロメートルの場所にあり、全長は19.3キロメートルに及ぶ。黄河を貫通し、中線の水を黄河南岸から黄河北岸に運び、黄河以北の地域に水を供給する水利プロジェクト。
「人民網日本語版」2023年4月7日