四川臥竜国家級自然保護区では5月27日、世界で1頭だけの「白いジャイアントパンダ」を正面からとらえた映像が初めて公開された。通常は白と黒の2色の体毛に覆われたパンダと比べると、この白いパンダは、目の周りは黒くなく、黒い耳も白くなっていて、まるで黒いメイクを全て落としてしまったかのような見た目となっている。「目の隈」がないことから、ネットユーザーからは、「このパンダは徹夜したことがないみたい」といったコメントが寄せられている。
実は、「白いパンダ」の映像が公開されたのは、今回が初めてというわけではない。今から4年前の2019年4月、同地域の標高約2千メートルの地点に設置されていた野外赤外線トリガー式カメラが、初めて白いパンダの姿をとらえていた。この白いパンダは5~6歳になるとみられており、現時点では遺伝子の変異が健康や他のパンダとの交流に与える影響は確認されていないという。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年5月29日