「2023 グローバル貧困削減パートナーシップセミナー」が今月1日、北京で開催された。中国国際貧困者支援センターや世界銀行、国連食糧農業機関(FAO)、国際農業開発基金 (IFAD)、国連世界食糧計画(WFP)、アジア開発銀行(ADB)、中国インターネットインフォメーションセンターなど7機関が共同で実施した第4回「グローバル貧困削減実例募集キャンペーン」に寄せられた898件から選出された104件の実例リストが発表された。最優秀貧困削減実例には、中国伝媒大学の視覚障がい者向けの映画を製作する「光明影院」公益プロジェクトが選出された。
中国の身体障がい者の数は現時点で約8500万人で、国の貧困者支援政策が実施されて以来、身体障がい者の貧困脱却の面で著しい成果をあげている。ただ、物質的な面で貧困脱却が必要であるほか、文化的な面おいても、貧困者支援が必要で、それが貧困地域の発展の遅れを根本的に解決するための重要な要素となる。2017年に始動した「光明影院」では、これまでに500作品以上のバリアフリー映画が製作されてきたほか、各地政府や障碍者聯合会、視覚障碍者協会、盲学校といった機関と協力して、コミュニティや映画館、図書館、盲学校、視覚障がい者の家庭などで映画を上映したり、PRしたりしてきた。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年11月14日