12月30日午後、2023年三亜ハイブリッド稲年間1ムー(約6.7アール)当たり生産量2000kg高生産量技術集積モデルプロジェクト第3期作生産量が測定された。1ムー当たり生産量が546.7kgだった。第1期、第2期作1ムー当たり生産量を加えると、3期作の年間1ムー当たり生産量は2046.5kgに達し、年間1ムー当たり生産量2000kgの目標を順調に達成した。新華社が伝えた。
海南省三亜市の稲の生長期間は比較的短く、平均生産量が一般的に少ない。三亜熱帯地域の特色ある三期作生産能力の向上を模索し、それに合わせた関連の新品種・新技術を評価・選別するため、三亜市農業農村局がハイブリッド稲年間1ムー当たり生産量2000kg高生産量技術集積モデルプロジェクトを企画・実施し、三亜市熱帯農業科学研究院崖州拠点で40ムーの試験・モデル実証を行った。
同プロジェクトの第1期作で栽培されたハイブリッド稲「湘両優900」「卓両優1126」の1ムー当たり生産量は843.6kgで、第2期作の「吉豊優1002」「超優千号」「卓両優1126」は656.2kg。第3期作試験・モデル実証ハイブリッド稲品種は「超優千号」「内10優7185」「吉豊優1002」。生産量測定専門家チームの現場観察・評価によると、実験田の稲の成長は均衡が取れ、茎が太く力強く耐倒伏性が高く、結実率が高く穂が豊かに実り粒が多く、総合的な性状が良好だった。
三亜での1ムー当たり生産量2000kg突破は中国の熱帯地域のハイブリッド稲栽培の記録を更新した。生産量測定専門家チーム長を務める中国科学院院士の銭前氏は、「三亜市崖州区は日照と温度の条件が優れている。年間3期作の稲栽培の模索を通して、協同して研究開発を行い、主要食糧の多毛作指数を向上させることにより稲の生産量を高め、中国の食料を確保するために貢献している」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年1月2日