外交部(外務省)の汪文斌報道官は4日の定例記者会見で、2024年の中国経済の世界経済への貢献に関する質問について次のように答えた。
過去1年、中国経済は外的圧力に耐え抜き、回復と好転を続け、質の高い発展を着実に推進した。「安定の中で好転」「長期的な好転」という中国経済の基調に変化がないことは事実が証明しており、国際社会は今年の中国経済を有望視している。国際通貨基金(IMF)中国駐在上級代表は、2024年の中国経済は良好な成長を維持し、世界経済の成長の3分の1に寄与すると予測した。英誌エコノミストの調査部門であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は、2024年の中国経済の基調はさらに安定化すると予測した。米戦略国際問題研究所(CSIS)などの機関は、中国は電気自動車用電池(EVB)、電子製品、鉱物などの輸出が力強く、少なからぬ産業で国際競争をリードしているとの認識を示した。多くの海外メディアは中国について、経済規模が巨大で、産業エコシステムが成熟し、中産階級が拡大し続けており、海外投資家にとって手放せない市場だとの見方を示した。
新たな一年において、中国は新たな発展理念を全面的に貫徹し、新たな発展構造の構築を加速し、質の高い発展を推進し、高いイノベーション能力、巨大な市場、完備されたインフラと産業チェーン、豊富かつ質の高い人的資源といった強みを引き続き活かし、高水準の対外開放を拡大し、引き続き市場参入条件を緩和し、市場化、法治化、国際化された一流のビジネス環境の構築を続け、中国式現代化のもたらす新たなチャンスを世界と分かち合っていく。中国は引き続き世界経済の成長を牽引する重要なエンジンとなり、不確実性に満ちた世界経済に確実性とプラスのエネルギーをもたらしていく。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年1月5日