二十四節気の「啓蟄」を3月5日に迎えたものの、中国北部の内蒙古(内モンゴル)自治区呼倫貝爾(フルンボイル)市では、最低気温がマイナス20度前後まで下がっている。6日未明、同市海拉爾(ハイラル)区の夜空に、「ライトピラー」現象が観察された。真っ黒な夜空に無数の光柱が立ち上る「ライトピラー」はなんとも幻想的だ。
「ライトピラー」は、冬の夜間に寒冷地区に多数発生するオーロラに匹敵するほどのアイスハロ(氷晶による大気光象)現象のひとつ。大気中の氷晶が街灯やネオン灯などの光に反射して形成されるもので、光が氷晶によって鏡のように空中に反射することで、人々の目には、上方に向かって反射する光柱のように見える虚像となる。(編集KM)
「人民網日本語版」2024年3月8日