習近平国家主席は現地時間5日午後、フランスのパリ=オルリー空港に到着し、書面で談話を発表した。新華社が伝えた。
習主席は「マクロン大統領の招待を受けて、フランス共和国への3回目となる国賓訪問を始めることを嬉しく思う。中仏国交樹立60周年にあたり、フランスを再び訪問し、ことのほか親しみを感じている。この機会を借りて、中国政府と中国国民を代表して、フランス政府とフランス国民に心からの挨拶と祝福を申し上げる」と表明。
「近年、中仏関係は高水準の発展を維持し、航空、宇宙、原子力、農業・食品、グリーンなどの分野で絶えず新たな成果を挙げてきた。両国は気候変動対策、生物多様性保全、グローバル・ガバナンスの整備などの面で緊密に協調・協力してきた。中仏文化観光年の各イベントが現在、全面的に実施されている。中仏関係の発展は両国民に幸福をもたらしただけでなく、激動する不安定な世界に安定性とプラスのエネルギーをもたらしてきた」と指摘した。
習主席は「訪問中、私はマクロン大統領と新たな情勢下の中仏関係、中国EU関係の発展、及び現在の重大な国際・地域問題について踏み込んだ意見交換を行う。今回の訪問を通じて、両国の伝統的な友好関係を強固なものとし、政治的相互信頼を増進し、戦略的共通認識を形成し、各分野の交流や協力を深め、中仏関係のさらに素晴らしい未来を創造し、世界の平和・安定・発展に新たな貢献を果たすことを希望する」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年5月6日