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習近平国家主席がマクロン仏大統領、フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長と三者会談

16:36, May 07, 2024 人民網日本語版
習近平国家主席がマクロン仏大統領、フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長と三者会談
習主席は現地時間6日午前、パリのエリゼ宮殿で、フランスのマクロン大統領、フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長と中仏EU三者会談を行った。(撮影・李学仁)

習近平国家主席は現地時間6日、パリのエリゼ宮殿で、招待を受けてフランスのマクロン大統領、フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長と中仏EU三者会談を行った。新華社が伝えた。

習主席は「中国EU関係には強大な内生的原動力と大きな将来性があり、第三者を標的とせず、依存せず、制限を受けることもない。EUが正しい対中認識を確立し、前向きな対中政策を定めることを希望する。双方は、互いの核心的利益と重大な懸念を尊重し、中国EU関係の政治的な基礎と国際関係の基本準則を維持する必要がある」と指摘。

「中国の新エネルギー産業は開かれた競争の中で優位性を形成し、先進的生産能力を代表する存在であり、世界的な供給量を豊富にしただけでなく、世界的なインフレ圧力を緩和し、世界の気候変動対策とグリーン・トランスフォーメーション(GX)に対しても大きく貢献している。比較優位の観点からも、世界市場の需要の観点からも、いわゆる『中国の過剰生産能力問題』は存在しない。中国EU協力の本質は強みによる相互補完と互恵・ウィンウィンであり、双方はGXとデジタル・トランスフォーメーションにおいて広範な利益と大きな協力の余地を共有している。双方は対話と協議を通じて経済・貿易摩擦に適切に対処し、双方の合理的な懸念に考慮すべきだ」とした。

ウクライナ危機に関しては「中国、フランス、EUはいずれも、できるだけ早期の停戦、欧州の平和回復を望み、ウクライナ危機の政治的解決を支持している。我々は共同で戦争の波及とエスカレーションに反対し、和平交渉のための環境を醸成し、国際的なエネルギー安全保障及び食糧安全保障、産業チェーン及びサプライチェーンの安定性を維持する必要がある。中国はウクライナ危機の製造者でも当事者でもないが、一貫して和解のために奔走し、交渉促進に尽力してきた。中国の客観的かつ公正な立場と建設的な役割は、国際社会に幅広く認められている。中国は引き続き関係各方面と意思疎通を継続していきたい」とした。

パレスチナ・イスラエル衝突に関しては「停戦の早急な実現が当面の急務であり、人道支援の確保が最優先課題だ。その根本的な打開策が『二国家解決』の実行だ。中国はパレスチナを国連の正式加盟国として受け入れることを支持する。中国とEUはパレスチナ・イスラエル問題において多くの重要な認識を共有している。中国はEUと共に、より大規模で、権威と実効性のある国際和平会議の早期開催を支持し、『二国家解決』実行の具体的なタイムテーブルとロードマップを定め、パレスチナ問題の1日も早い包括的で公正かつ恒久的な解決を推進することを望んでいる」と強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年5月7日