中国国家鉄路集団は取材に対して、北京西駅と上海駅から香港特別行政区の紅磡(ホンハム)駅までを運行している直通普速列車Z97/98号とZ99/100号が6月15日から、北京西駅と上海虹橋駅から香港西九竜駅までを結ぶ高速寝台列車D909/910号とD907/908号にアップグレードされることを明らかにした。
その所要時間は北京から香港特区までがこれまでの24時間31分から12時間34分に、上海から香港特区までがこれまでの19時間34分から11時間14分にそれぞれ短縮されることになる。またこれにより北京と上海から香港特区間で、夕方に出発して朝に到着というスタイルを実現し、香港特区と中国大陸部間の人員の往来が一層便利になる。
高速寝台列車は、二等車2両、寝台車13両、食堂車1両で編成され、より先進的な設備と施設が採用され、旅客により快適な旅を提供することになっている。各列車の越境座席は約600席に増え、直通普通列車と比べると大幅に増加している。さらに直通普通列車の場合、越境する旅客はこれまでは北京と上海、香港特区の駅でしか乗り降りできなかったが、高速寝台列車にアップグレードした後は、沿線の石家荘駅や広州駅、深セン北駅、杭州東駅などでも乗り降りできるようになり、一層便利になる。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年6月6日