資料写真:試合中の石宇奇選手(撮影・安源)。
世界バドミントン連盟(BWF)が今月11日に発表した最新の男子シングルス世界ランキングにおいて、中国の石宇奇選手が、デンマークのビクター・アクセルセン選手を抜いてトップに立った。中国の選手が男子シングルスでランキングトップに立つのは、諶龍選手以来、8年ぶりとなった。中国新聞網が報じた。
石宇奇選手は6月初めのシンガポール・オープンで、同じく中国の李詩灃選手を破り優勝。1万1000ポイントを獲得して、世界ランキングトップのビクター・アクセルセン選手と3055ポイント差にまで迫った。そして、ビクター・アクセルセン選手が先週、体調不良のためインドネシアオープンから撤退し、石宇奇選手がランキングトップに躍り出ることになった。
BWFの取材に対して、石宇奇選手は、「とても嬉しい。キャリアにおいて小さな一里塚となった。でも、今後もやるべきことをしっかりしていく。世界ランキングは1つの数字に過ぎず、一番大事なのは試合」と語り、兜の緒を締めた。
石宇奇選手にとって、パリ五輪前に世界ランキングトップになったことは、大きな自信につながるに違いない。そして、バドミントンファンにとっては、パリ五輪での石宇奇選手のパフォーマンスに対する期待は高まるばかりとなっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年6月12日