上海駅を出発して大きく環状に走り、上海虹橋駅に至るスーパー環状高速列車「G8388」号が今月15日から登場する。上海から出発する初の環状高速列車で、上海市、江蘇省、安徽省、浙江省の3省1市を跨ぐことになる。
この環状高速列車は、滬寧都市間鉄道(上海市ー江蘇省南京市)、寧蓉線(南京市ー四川省成都市)、京港高速鉄道(北京市ー香港特別行政区)、寧安高速鉄道(南京市ー安徽省安慶市)、池黄高速鉄道(安徽省池州市ー黄山市)、杭昌高速鉄道(浙江省杭州市ー安徽省黄山市ー江西省南昌市)、滬昆高速鉄道(上海市ー雲南省昆明市)と連結し、上海、南京、合肥、杭州の4都市を繋いでいる。
15日から運行される「G8388」号は、上海駅を出発して、「江南庭園」が集まる蘇州と無錫、常州、6つの歴代王朝が政権を樹立し「六朝古都」と呼ばれる南京、緑の山や湖が美しい九華山、黄山と杭州の西湖湖畔などを通過して、上海虹橋駅に到着する。片道1200キロで、途中19駅(上海駅と上海虹橋駅は含まず)を通過し、所要時間は8時間9分を予定している。同列車は長江デルタを結ぶゴールデン観光ルートでもあり、車窓から江南エリアの素晴らしい風景を楽しむことができる。
また、この環状高速列車はやや不便な場所にある都市と中心部の都市を繋いでおり、小都市と大都市を行き来するのに非常に便利になる。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年6月12日