天然の大型鍾乳洞である万象洞は、甘粛省隴南市武都区の市街地から東に12キロメートルの白竜江南岸漢王鎮楊龐村の山の中腹にある。洞窟内部の鍾乳石が非常に珍しい形をしていて、森羅万象があるように見えることから、「万象洞」と名付けられた。洞窟内は測量不可能なほど深く、鍾乳石や石筍、石柱などさまざまな形態をした自然の景観が広がる。万象洞の観光名所としての歴史は長い。洞窟内に記された探訪記念の文字を見ると、1000年以上も前から観光する人がここを訪れていたことがわかる。現在、洞窟内には北周、唐、宋、元、明、清の各時代の石碑や詩・詞を刻んだ文字などが残されている。中国新聞網が伝えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年10月16日