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ミャンマーで中国の救援隊が生存者の捜索に全力尽くす

16:51, March 31, 2025 
ミャンマーで中国の救援隊が生存者の捜索に全力尽くす
倒壊したミャンマー・マンダレーのグレート・ウォール・ホテルで捜索救助を行う中国の救助隊メンバー(3月30日撮影・才揚)。

28日に地震が発生したャンマーの被災地で30日、中国の複数の救援隊が救助活動を全力で展開中だ。本稿執筆時点で、現地の捜索救助隊と協力しながら、2人の生存者の救出に成功した。また、中国はさらなる救援隊の緊急派遣も予定している。新華社が報じた。

現地時間30日午前5時、連日連夜の必死の捜索を経て、中国の雲南救援医療チームは現地の捜索救助隊と協力しながら、倒壊したネピドーの病院から、40時間近く生き埋めになっていた高齢者を救出した。これは同チームがミャンマーの被災地で救出に成功した一人目の生存者となった。

中国の湖南岳麓藍天救援隊は30日午前9時半ごろ、マンダレーの仏教学ホールで、人命探査装置を使ってバイタルサインのある生存者1人を発見。現地の消防隊と協力し、救出方法を検討し、がれきを除去して、その生存者の救出に成功した。

中国応急管理部(省)によると、浙江公羊救援隊は30日未明、被災地の倒壊した家屋からミャンマー籍の少年を救出したものの、救急車で移送中に、心肺停止となった。また藍天救援隊によると、中国の救援隊のメンバーがミャンマーの捜索救助隊と協力して、マンダレーの11階建てマンション「スカイビラ」で生き埋めになっている被災者2人を救出した。

中国はさらに多くの救援隊をミャンマーに派遣中だ。長時間に及ぶ車両での移動を経て、現地時間30日午後5時ごろ、中国の救援隊がマンダレーに到着。時を移さず、現地の大使館・領事館、地方政府と被災状況を確認したうえで、家屋が倒壊したエリアに2チームのメンバーを派遣して、実地調査を展開した。中国の救援隊はこれまでに、マンダレーのグレート・ウォール・ホテルで生き埋めになっていた3人を救出した。

その他、応急管理部によると、中国国際救援隊が北京時間30日夜、ミャンマーの被災地で緊急救援活動を始めた。救援隊のメンバーは118人で、救助犬6匹、救助・救援のために使用する車両2台、救助設備、物資634点(セット)、及び医療物資を携えている。メンバーには、地震専門家、構造エンジニア、捜索救助隊員、医療隊員、救助犬分隊などが含まれており、人命探査装置、がれき除去装備、野戦病院システムなどを使って、二手に分かれて、それぞれが、「黄金の72時間」が迫る中、懸命の捜索活動を展開している。

ミャンマーの国家統治評議会は現地時間30日午後2時ごろ、地震の死者が約1700人、負傷者が約3400人、行方不明者が約300人に達したと発表した。現地では余震も繰り返し起きており、捜索・救助の妨げになっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年3月31日